2017年03月29日

他人iPS世界初移植

拒絶反応は手術後2週間、数カ月、半年たっても出る場合があるといい「気を抜かずにやっていきたい」と話した。
「今回の方法は、リアルに普及できるような治療法。絶対に成功させる信念を持って臨んだ」と前を見据えた。
執刀したのは、1例目と同じ同病院の栗本康夫眼科部長。
「手術だけでこの治療の成否は言えない」と、予定する5人程度の移植を終えるまでは、経過の発表を控えたいとし、理解を求めた。
(他人の細胞を移植した)今回はこれからの拒絶反応が肝」と緊張感をにじませた。
手術が無事、終了したことを報告し、「ここから急峻(きゅうしゅん)な山頂までの道がある。
前回のジャケット姿と違い、白衣姿。
手術から約3時間後、高橋氏が記者会見場に姿を見せた。
まだ始まりのよう」と、実用化に向けて気を引き締めた。
理化学研究所多細胞システム形成研究センターの高橋政代プロジェクトリーダーは「やっと富士山の5合目。
「夢の万能細胞」による再生医療は、他人の細胞を使う方法へとかじを切った。
本人の細胞を使った1例目の移植から2年半。
他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の移植手術が28日、神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)で行われた。  


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2017年03月25日

◆孫育てに追われるうちに、セカンドライフが減っていく!?

そんな娘に恩返しを期待しても、「まだ私に何かやれと言うの?」と反感を持たれるだけかもしれません。
娘は、「私は『自慢の娘』としてこんなに頑張っている。その上、大好きな孫にも毎日会わせてあげて、親孝行している」と、都合よく考えているかもしれません。
母が「自分の夢」としてキャリア娘を育ててきたなら、バリバリ働きながら家庭を築いている現状そのものが、娘本人にとっては「母の夢をかなえてあげている」ことになります。 
また、キャリア娘をサポートしても、娘からの「優しい恩返し」が期待できるとは限りません。
つまり、娘のサポートに追われているうちに、自分自身のセカンドライフが減ってしまうリスクがあるのです。
孫育てから解放される70代頃から始めても、体の不安が先立ち、思い切ったことはなかなかできないものですし、新しい交友関係を築くのも、容易なことではありません。
昔の趣味を再開し、行けなかった旅行に出かけてみようかと意欲が湧くのも、健康度の高いこの年代だからこそ。
多くの人はこの期間に、自分自身の自立した老後生活への準備を始めていきます。
まず、老母が「孫育て」にあたる50代後半から60代は、老後生活の助走期間ともいうべき大切な年代です。
とはいえ、結婚して一家を構えた娘をサポートし続けることは、母親にとってさまざまな危機をはらんでしまうものです。  


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2017年03月24日

匿名卵子で国内初出産

現行ではこうした生殖補助医療や制度はNPOや一部の医療機関が自主的に進めており、信頼性の高い公的機関の設置を求める声もあがる。
NPOは卵子提供の対象を40歳未満の卵子のない病気の患者に限っているが、不妊による卵子提供を求める女性の多くは高齢だ。
妊娠高血圧症候群や早産など加齢によるリスクは、卵子提供により上昇するとされる。
厚労省研究班が24年度に行った調査では、卵子提供による出産の平均年齢は45・2歳。
しかし、こうした場合に備えた補償制度はなく、民間保険会社も国が正式に認めている治療でない限り補償は難しいとの見解だ。
採卵時に腹部に針を刺して出血したり、採卵をきっかけに不妊となったりする恐れもある。
卵子を提供する女性側にもリスクがある。
ただ公的機関が「カウンセリングの機会の保障」を与えることを求めている。 
厚労省の15年の報告書では、NPOの指針と同様に、15歳以上の子供は、希望すれば出自を知る権利を認めた。
ただ、精子や卵子の提供者側のプライバシー権もあり、権利間の調整は難しい。
日本も批准している児童の権利に関する条約では、「父母を知る権利」が規定されている。
子供側に「出自を知る権利」が認められるかは、養子や里子制度でも問題となる。
子供が提供者と面会したいと希望した場合はどうするか、提供者も被提供者も心理的負担が重くのしかかる。
多くの親は告知に積極的になりにくいことが予想される。
ただ、告知するかどうかは子供の両親の対応次第。
しかし、生まれた子供に対しては、幼少時に事実を「告知」することや、子供が15歳になった時点で希望すれば提供者の氏名や提供先を教えてもらえる指針になっている。
今回の卵子提供に携わったNPOでは、卵子の提供者と夫婦には互いの情報は知らせない約束だ。
28年3月、「卵子提供では子を産んだ女性を母とし、精子提供では提供者ではなく夫を父とする」とする報告書がまとまったが、法制化は棚上げになっている。
卵子提供を含めて精子提供や代理出産など生殖補助医療法案を国会提出しようとしたが、伝統的な「家族観」などをめぐって反対の声も上がった。
自民党のプロジェクトチームが法案作りに着手したのは25年11月。
加齢による不妊を対象外とするなど一定の条件下で卵子提供を認めたが、提供者の身元が明らかになると「家族関係に悪影響を与える等の弊害が予想される」として、「匿名性」を重視した上で早急な法整備を求めた。
匿名の第三者からの卵子提供をめぐっては、厚生労働省の審議会が平成15年、報告書をまとめている。
出産した女性を母親とみなす判例があるものの、生まれた子供の法的な位置付けは明確に定まっていない。
現在の民法は精子や卵子の第三者提供を想定していない。
2人の「母親」の存在は子供の苦悩を生む。
生まれてきた子の親は、卵子提供者か、それとも産んだ女性か。

http://www.gearhuggerstands.com/       


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2017年03月14日

粉製品のダニアレルギー

◆ダニの繁殖を防ぐために簡単にできる工夫と対策
できれば、小分けになっている製品を使うのがお勧めです。
冷蔵していても安心せず、早めに消費しましょう。
可能なら除湿剤などを入れて密封容器で保存するとよいでしょう。
もしも使いきれなかった場合には冷蔵庫で保管して下さい。
まず、開封したら早めに使い切ることが大切です。
もちろん顕微鏡を使えば見ることができますが、当然毎回確認するわけにはいかないので、ダニを増やさない工夫が重要です。
ダニの大きさは0.3~0.5ミリメートルで、目には見えません。ダニの色も透明に近く、肉眼的に粉製品にダニが増殖しているかは分かりません。

◆開封した粉製品の保管方法は? 密閉保存・加熱でもリスクあり
特に、薄力粉に比べミックス粉でダニは増殖しやすいようです。
また、未開封のミックス粉と未開封の薄力粉をダニとともに培養すると、ダニが繁殖することがある研究で証明されています。
「ダニ繁殖小麦粉食品によるアナフィラキシーとその対策」によると、家庭で保存されていた粉製品のうち、開封部分を折り曲げて輪ゴム・クリップで閉じたものや密閉容器に保存していたものでも、ダニは検出されたと報告されています。
そのため、繁殖しきった材料をお好み焼きやホットケーキにしても、アレルギーを起こす可能性があるのです。
加熱すればダニ自体は死滅しますが、アレルギー性が低下しない成分があります。
前述の通り、アレルギーの原因になるのは、ダニの死骸や糞などのタンパク質です。

◆ダニの繁殖力は10週間で約300倍! アナフィラキシーの原因と症状

●原因
特にお好み焼き粉には、味や風味の点で魚介エキスを含むアミノ酸が含まれていることがあるため、よりダニが繁殖しやすくなるのです。
ダニの主な餌は人やペットなどの食べこぼしや抜け毛、フケですが、お好み焼き粉やホットケーキミックスなどの粉製品もダニの餌になります。
粉製品の袋を開封後、小さな穴からダニが侵入した状態で引き出しなどに閉まっておくと、室温で、かつ湿度も高くなるため、ダニが繁殖し、アレルギーを起こす成分が増えてしまいます。
そのため、10週間も経つと約300倍に繁殖してしまうと言われています。
この間に50~100個以上の卵を産みます。
ダニは温度25~30℃、湿度60~80%で、かつ餌のある環境であれば繁殖します。卵から成虫までは約1ヵ月で、寿命は2~3ヵ月です。
アレルギーの原因になるのは、ダニの死骸や糞などのタンパク質です。
●症状
意識障害や血圧が下がったショック状態になることもあり、重症例も多いのが特徴です。
症状としては、咳や息ができない呼吸困難、ゼイゼイ、ヒューヒューといった喘鳴、白く盛り上がった湿疹である血管浮腫、鼻づまり、蚊に刺されたような蕁麻疹などが起こります。
パンケーキやお好み焼き、たこ焼きなどの粉製品を摂取した直後から1時間以内に症状が現れます。
◆粉製品の保存方法に注意! 台所からのアナフィラキシーとは
また、発症したすべての人の血液検査で、ダニアレルギーが見られましたが、アナフィラキシーを起こすまで特にダニアレルギーであることを自覚していない人もいたので、誰でも注意しなければいけない病気とも言えます。
これまでの報告では、原因となった粉製品は、開封後に数ヶ月間から数年にわたって室温保存していたものでした。
東京都福祉保健局によると、1993年の最初の報告以降、このアナフィラキシーは国内外で59例の報告がされているそうです。
知らず知らずのうちにダニが増殖してしまい、それを食べてしまうことで重篤なアレルギーである「アナフィラキシー」を起こす可能性があります。
小麦粉、お好み焼き粉などを常温で保存していませんか?

http://www.seaportcsmi.com/  


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